FAの田中将大、他球団スカウトは評価も残留を指摘「効果的な4番手」

ヤンキース・田中将大【写真:AP】
ヤンキース・田中将大【写真:AP】

ヤンキースはレッズ・バウアーの獲得には消極的、ぜいたく税を見据え?

 ヤンキースの田中将大投手は今オフ、7年契約を終え初のFAとなるが残留か移籍か、その去就に注目が集まっている。米ニュージャージー州最大のメディア「NJ.com」では、他球団スカウトが「タナカは効果的な4番手」と評価しヤンキース残留を指摘している。

 今オフのFA市場で最大の目玉となるのがレッズのトレバー・バウアー投手。今シーズンは11試合登板して5勝4敗。リーグトップの防御率1.73、リーグ2位の100奪三振をマークしカブス・ダルビッシュ有投手らとサイ・ヤング賞の有力候補に挙がる活躍を見せた。

 だが、ヤンキースはコロナ禍による資金面の不足、ぜいたく税の懸念から獲得に消極的になることが予想されている。そんな中、ヤンキースは依然として投手力に課題を残しているが記事では「ジェームス・パクストンとJA・ハップはクオリファイング・オファーを受けない可能性が高く、FAとして去ることになるだろう」と指摘。

 一方、ヤンキース在籍7年間で6年連続2桁勝利をマークするなど通算78勝46敗、防御率3.74と安定した成績を残している田中については他球団のスカウトが「残留し、効果的な4番手になると思います。彼は投球術を心得ています。私なら契約を試みるFA(選手)だ」と明かし、必要不可欠な存在であることを伝えている。

 ヤンキースのエースは昨季に9年総額3億2400万ドル(約352億3300万円)で獲得したゲリット・コール投手だが、その後に続く先発ローテは不安定な部分が多いだけに、オフの動向次第では田中の存在はより大きなものになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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