ホークス工藤監督、まさかのサヨナラ勝ちに興奮「プレッシャーをかけられたからこそ」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

12試合連続盗塁の周東に「たいしたもんです」を繰り返す

■ソフトバンク – ロッテ(29日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは29日、本拠地でのロッテ戦を4-3でサヨナラ勝ち。1点を追う9回、柳田の二塁打から1死二、三塁とすると、ロッテの守護神・益田の暴投で2人のランナーが一気にホームインして、逆転サヨナラ勝ちとなった。

 周東の歴史的快挙を白星で祝った。9回裏のまさかの結末に、会見に現れた工藤公康監督も興奮気味に「プレッシャーをかけられたからこそ、相手にミスが出たと思います」と、柳田の二塁打、グラシアルの四球、栗原の犠打で一打逆転の場面を作ったことを高く評価した。

 そして「シングルじゃなくて二塁打というところが大きかった。(9回表のホームへの)送球も少しでもずれていればセーフでしたからね」と、攻守に渡る貢献を見せた柳田を絶賛。

 1点差に追い上げる8回の甲斐の本塁打にも「あれも大きかった。強烈な当たりでしたね。カウントが悪くてもあれだけ振れるのは上向きになったかなと思います」と状態の良さを感じ取っている様子。

 そして、福本豊氏の記録を46年ぶりに塗り替える12試合連続盗塁を決めた周東には「おめでとうと伝えました。たいしたもんです。プレッシャーも感じていたようですが、初回にヒットを打って走れるというのは、たいしたもんですよ」と語り「他の打順を変えても、彼は1番から外せない。打ってますしね、しっかりと」と、周東の1番固定に改めて言及した。

 この日負ければ、2年連続でのロッテ戦の負け越しが決まるところだったが、奇跡的なサヨナラ勝ち。「まだ負け越しているので、あと3つ、いい戦いをしたい」と、敵地での3連戦に向けて闘志を燃やした。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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