NPBオファーも検討するFAの目玉バウアー 米メディアが移籍先を“ガチ予想”

レッズからFAとなったトレバー・バウアー【写真:Getty Images】
レッズからFAとなったトレバー・バウアー【写真:Getty Images】

米「ラジオ・コム」は鬼才バウアーの大争奪戦を予想「多くの球団が彼の才能を欲しがる」

 今季のサイ・ヤング賞の有力候補で、レッズからFAとなったトレバー・バウアー投手の去就に注目が集まっている。米メディア「ラジオ・コム」はメジャー30球団だけでなく、DeNA、ソフトバンクなど日本球界からのオファーを心待ちにしている右腕の移籍先を“ガチ予想”している。

 バウアーは今季11試合登板して5勝4敗。リーグトップの防御率1.73、リーグ2位の100奪三振を記録した。2019年は11勝13敗、防御率4.48だったが、今季はカブス・ダルビッシュらとサイ・ヤング賞の有力候補に挙がる活躍を見せた。ラジオ・コムは「ファングラフス(米データサイト)は2018年シーズンのスタート以降で、彼は6番目にベストの先発投手であるとしている。ということは、多くの球団が彼の才能を欲しがるということだ」と大争奪戦になることを予想した。

 それでは、バウアーはどこと契約を結ぶのか。同メディアは「レッズに残るには彼は高額すぎるので、フィールド内外で彼にフィットするビッグ・マーケット・チーム(資金力のある球団)を考えてみた」と具体的な5球団をピックアップ。大谷翔平投手が所属するエンゼルス、田中将大投手がFAとなるヤンキース、メッツ、フィリーズ、ホワイトソックスを挙げた。

 ラジオ・コムは番組内で米USAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者が投手力に欠けるエンゼルスが「ベストフィット」と話したことを紹介。「例えバウアーがエンゼルスに加わってもアスレチックスを上回るようなチームになるのは難しいが、彼を加えることで、ア・リーグ西地区で今より競争力の高いチームになることは確実だ」とし、バウアーがカリフォルニア大学ロサンゼルス校出身であることも伝えた。ヤンキースについては「ヤンキースのワールドシリーズ制覇のチャンスが高まるだろうか? それは間違いない」としたものの、エースの剛腕コールと大学時代に仲が悪かったこと、首位打者ルメイヒューや田中らFA選手の引き留め交渉に迫られていることを伝えている。

 これまでにニューヨーク放送局「SNY」は、バウアーの新契約がナショナルズ・ストラスバーグが昨オフに結んだ7年2億4500万ドル(約256億7000万円)に近いものになると予想。しかし、ラジオ・コムが「何を考えているかは誰にも分からない」という右腕だ。果たしてバウアー自らが球団名を挙げた、DeNA、ソフトバンクなどNPB球団に一発逆転、契約を結ぶチャンスはあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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