ホークス退団の内川はセ・リーグに活路? セとパで大きく違う右の代打事情
パ・リーグは代打起用が少ない、先発としてシーズンを戦えるかの見極めに
パ・リーグではどうか。DH制のためセ・リーグより代打数は少ない。ソフトバンクに優勝を目の前で決められたロッテは右では清田、岡らが主に代打としてスタンバイ。清田は左投手が先発の場合はスタメン出場となるため、枚数としてはそう多くはない印象だ。西武はあまり代打を使わず、先発野手に右打者が多いため、メヒアや山野辺が代打でたまに起用される。
楽天も代打は少ない。その少ない中でも藤田や銀次ら左打者が多い。右では下水流や内田、ロメロがベンチスタートだった時くらい。日本ハムも王や清宮た左打者が代打で多い。両打の杉谷、松本、横尾らが右打者ではスタンバイしていることもある。オリックスも、右では伏見が起用されるが、全体的に数は多くはない。山足や杉本、大下などの起用もあるが経験が豊富とは言えない。
DH制のあるパ・リーグでは代打要員として、球界屈指の好打者を置いておくという判断は難しいだろう。起用するならば指名打者か一塁、外野など、先発メンバーとしてシーズンを通じて活躍できるかどうかの見極めになる。セ・リーグの場合は代打としてスタンバイさせることは策の一つ。層が薄い球団は多くある。切り札としてベンチにいれば相手とすれば脅威になるだろう。全体として、右打者の駒が足りている球団はないという印象だ。内川が再び輝ける場所はあるのかもしれない。
(Full-Count編集部)