2年連続Bクラス低迷の「広島を救う」 ドラ3大道に期待する“先発完投型”

広島から指名挨拶を受けた八戸学院大・大道温貴(左)【写真:高橋昌江】
広島から指名挨拶を受けた八戸学院大・大道温貴(左)【写真:高橋昌江】

担当スカウトが指名あいさつ「ストレートの速さとスタミナを評価」

 10月26日のドラフト会議で広島から3位指名を受けた八戸学院大・大道温貴投手が6日、大学内で担当スカウトから指名挨拶を受けた。

 担当の近藤芳久スカウト、高山健一スカウトと顔を合わせた大道は「指名していただいた感謝の気持ちを持って、これからプレーしていかないといけないと思いました」と気を引き締めた。目標は開幕1軍。「それができたら、また新しい目標を掲げていきたい」とステップアップを誓った。

 投げながら成長してきた学生野球だった。春日部共栄高から進学し、1年春のリーグ開幕戦から先発を任された。今春は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったが、4年7季で43試合に登板し、22勝6敗。252回2/3を投げ、防御率1.75、253奪三振の成績を残した。

 入学時に140キロを超えていた直球は、今年に入り150キロに到達。変化球は1年ごとにカットボール、チェンジアップ、スプリットと勝負球を変え、今年は年明けから改善したスライダーが武器になった。秋季リーグ戦は36イニングで60個の三振を奪い、奪三振率15.00をマークした。大学3年の大学選手権では試合の中盤から球速が落ち、体力不足を実感。夏には走り込みと食事で体重を75キロから5キロ増やし、秋には2完投で自信をつけた。

 大道の4年間の取り組みは、夢の舞台に通じていた。「ストレートの速さとスタミナを評価した。三振率も高い。ストレートと同じ腕の振りから投げるキレのいいスライダーを特に注目している。投球のバリエーションがある」と近藤スカウト。「分業制になってきているが、先発完投できるピッチャーになってほしい」と期待を込めた。

 花咲徳栄高OBで同い年の広島の左腕・高橋昂也とは高校3年夏の埼玉大会準決勝で投げ合っており、ドラフト指名後には「2人で盛り上げていこう」と連絡を取りあったという大道。ファンへのメッセージを求められると、「早く広島に馴染んでいきたい。広島を救っていけたらなと思っています」と2年連続Bクラスに沈んだチームの救世主となるべく、力強い言葉が飛び出した。

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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