オリ山崎勝己の引退試合に同級生が母校・報徳ユニで惜別「地道な努力を見てきた」

オリックス・山崎勝己の応援に駆け付けた報徳学園の同級生たち【写真:橋本健吾】
オリックス・山崎勝己の応援に駆け付けた報徳学園の同級生たち【写真:橋本健吾】

「高校時代、苦楽を共にした友人としてこんなに嬉しいことはありません」

■オリックス 4-3 日本ハム(6日・京セラドーム)

 今季限りで現役を引退するオリックスの山崎勝己捕手が6日、京セラドームで行われたホーム最終戦に8回から途中出場し“引退試合”を飾った。球場には報徳学園時代の同級生らも駆けつけ、最後の雄姿を見届けた。

 バックネット裏には高校時代に共に汗を流し甲子園を夢見たチームメートたちも集結。報徳学園時代に山崎勝と共に副キャプテンを務めた上見真志さんは現在、西宮市内で飲食店を経営。コロナ禍で今シーズンは機会がなかったが昨年までは何度も山崎勝が店に訪れると励まし応援し続けて来た。

 現役生活最後の試合を間近で見守り「プロ野球選手として20年間もプレーし本当に尊敬できるし、僕たちの誇りです。野球選手としてじゃなく昔のまま、僕たちにも別け隔てなく接してくれた。威張ることなく人間性もしっかりしている、そんな人柄もあってプロでもやっていけたんじゃないかと思います。本当にお疲れ様でした」とメッセージを送った。

 ダイエー、ソフトバンク、オリックスと毎年のように自主トレに帯同し長年サポートしてきた島田賢太さんも「12月の寒い時期で雨が降っていても自分がやると決めた練習は必ずやっていた。準備の大切さ、地道な努力を続けてきたのを見てきた。平均実働9年というプロ野球の世界で、皆様の支えもあり、20年間、山崎勝己を応援する機会を与えて頂けました。高校時代、苦楽を共にした友人としてこんなに嬉しいことはありません」とプロ20年間プレーしてきた“親友”を労った。

 その他にも山崎勝の2つ上の先輩となる大角健二監督、OB会も京セラドームに姿を見せ背番号「62」のラストプレーに声援を送っていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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