日ハム中田、悲願の本塁打王には届かぬも3度目の打点王「仲間がいるから僕が打点を」

日本ハム・中田翔【写真:荒川祐史】
日本ハム・中田翔【写真:荒川祐史】

チームはBクラス、中田は「僕自身、もっともっと打つことができていれば」

 パ・リーグは9日、レギュラーシーズンの全日程を終了し、個人タイトルが確定した。日本ハムからは、中田翔内野手が4年ぶり3度目の最多打点を獲得。近藤健介外野手は2年連続2度目となる最高出塁率に輝いた。

 中田は最終戦となったこの日、第1打席で中前適時打を放ち、108打点に。「出塁してくれたり、犠牲になってくれたりするチームの仲間がいるから僕が打点を挙げられている。ファンのみなさんの応援も後押しになっていますし、みんなに感謝したいです」と語った。プロ13年目にして初の本塁打王まであと1本に迫っていたが、この日はアーチが描けず、2冠とはならなかった。

 チームはBクラスに沈み「チームの成績自体はとても満足のいくものではありません。僕自身、もっともっと打つことができていればという悔しさもあります。打点のタイトルを獲得できたこと、ホームランのタイトル争いをできたことは自分にとって自信になりますが、これに満足することなく、来シーズンに向けてさらにレベルアップしていきたいです」と先を見据えた。

 近藤は出塁率.465をマーク。この日は出場せず、タイトルを確定させ「出塁は自分に求められている役割だと思うし、素晴らしいバッターが多くいるパ・リーグでトップに立てたことは誇りに思います。ただ、リーグ優勝できなかった悔しさは非常に強いです。もっともっとチームに貢献しなければならないですし、今シーズンの数字に慢心することなく、チームの優勝のため、来シーズンはさらに上のレベルを目指して頑張っていきたいです」とコメントした。

(Full-Count編集部)

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