オリックス最下位も“2冠” 首位打者・吉田正は昨季2位からリベンジ「素直に嬉しく」

オリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】
オリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】

山本は最多奪三振を受賞「不調の時期もありましたが、自分を見つめ直して」

 パ・リーグは9日、レギュラーシーズンの全日程を終えて個人タイトルが確定した。オリックスからは吉田正尚外野手が初の首位打者に。山本由伸投手は、ソフトバンクの千賀とともに最多奪三振の栄冠に輝いた。

 吉田正は打率.350をマーク。球団の生え抜きでは2000年のイチロー以来20年ぶりのタイトルで、「昨年はこの部門で2位という結果だったので、リスペクトする選手達と高いレベルで争った初めてのタイトルを素直に嬉しく思います」と喜びのひと言。全試合出場での達成に「今年も大きなケガなく120試合出られたこともよかったと思いますし、いいコンディショニングで試合に臨めるように、ケアをしてくれたトレーナーさん、自分の体調にも気を使っていただいた首脳陣のみなさんには感謝のことばしかありません」とコメントした。

 山本は149奪三振で、2019年の最優秀防御率に続くタイトル。「このタイトルを獲得できたことはとても光栄ですし、本当にうれしく思っています。今シーズンは不調の時期もありましたが、しっかりと自分を見つめ直して、1つ1つ積み重ねてきたことが、今年の成績につながってくれたんだと思います」と受賞を噛み締めた。一方でチームは最下位に低迷。「今年はチームが最下位という悔しい成績に終わってしまったので、来年はチームの勝ちにつながるピッチングを1試合1試合積み重ねていきたいです。そして、その先に個人のタイトルも獲れるように、また1つ1つレベルアップしていきたいと思います」と先を見据えた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY