鷹、優秀の美飾る タイトル“7冠”に工藤監督「優勝は1人1人が優れていないと」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

最終戦は6-2で快勝し指揮官「いい戦いができました」

■ソフトバンク 6-2 西武(9日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは9日、本拠地PayPayドームで今季最終戦の西武戦を戦い、6-2で勝利した。3回に松田宣の13号ソロ、柳田の29号2ランで逆転。4回から登板した石川が3イニングを無失点に封じて、最終戦を白星で飾った。

 先制こそされたものの、序盤にひっくり返し、最強の投手陣でリードを守り抜く理想の展開に。3年ぶりのリーグ優勝を果たした今季を象徴する一戦に、試合後の工藤公康監督も「いい戦いができましたね。今の野球で2点台の防御率はなかなかできることじゃない。先発は先発、リリーフはリリーフの役割をこなしてくれたのが結果に繋がっている」とうなずいた。

 この試合で今季のパ・リーグの全日程が終了。ソフトバンク勢ではこの日勝利投手となった石川柊太投手が最多勝と最高勝率の“2冠”に輝き、千賀滉大投手が最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の“3冠”に。リバン・モイネロ投手は最優秀中継ぎ投手となり、投手タイトル6部門をソフトバンク勢で占めた。

 打者でも柳田悠岐外野手が最多安打に輝き、急成長を見せ、この日50盗塁目を決めた周東佑京内野手が育成出身者として初の盗塁王に輝いた。タイトルの多くを占めた選手たちの働きに指揮官は「優勝というのは総合力ではあるけれど、1人1人が優れていて結果が伴わないと繋がらない。しっかりと選手たちがすべきことをやってくれた」と語り“7冠”を獲った選手たちに目を細めていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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