西武、元“早大三羽烏”大石氏が2軍投手コーチに就任 来季スタッフを発表

2軍投手コーチに就任した大石達也氏【写真:安藤かなみ】
2軍投手コーチに就任した大石達也氏【写真:安藤かなみ】

メッツ傘下1Aでコーチ修業の予定だったが、コロナ禍で帰国

 今季パ・リーグ3位に終わった西武が11日、来季のコーチングスタッフを発表。9日に来季続投が発表されていた辻発彦監督の下、2軍投手コーチにファーム・育成グループ付の大石達也氏、2軍打撃コーチに編成グループ育成アマ担当スカウトの高山久氏、2軍内野守備・走塁コーチに選手教育担当兼若獅子寮副寮長の鬼崎裕司氏が就任した。

 西武では既に、許銘傑2軍投手コーチ、高木浩之2軍内野守備・走塁コーチの退任、平尾博司2軍打撃コーチの10月31日付での契約解除を発表していた。

 大石氏は早大時代に最速155キロ右腕として注目され、斎藤佑樹(現・日本ハム)、福井優也(現・楽天)とともに「早大三羽烏」と称された。2010年のドラフト会議では6球団の1位指名が重複。抽選で当時の渡辺久信監督(現GM)が当たりくじを引き当てた。プロでは1年目に発症した右肩痛に悩まされ続け、19年限りで現役引退。通算132試合に登板し5勝6敗8セーブ12ホールド、防御率3.64に終わった。

 今年は、西武がパートナーシップ契約を結んだ米大リーグ・メッツ傘下の1A「セントルーシー・メッツ」への派遣が発表され、渡米した。当初はシーズンを通し投手コーチとして帯同する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大をうけて3月に帰国。その後は3軍や育成選手の指導に携わっていた。

 高山氏は1999年ドラフト1位で九州学院高から西武入り。西武、阪神で外野手として活躍し、通算377試合、25本塁打、108打点、打率.250。鬼崎氏はヤクルト、西武で攻守の内野手として鳴らした。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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