鷹・工藤監督、CSへの絞り込みは「紅白戦2試合を終えてから」 みっちり6時間調整

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

「準備できていれば独特の雰囲気にもしっかり対処できる」

 ソフトバンクは、11日から「パーソル クライマックス パ」(CS)に向けた全体練習に入った。シートノックや投内連係、紅白戦を含めて約6時間、調整を続けた。

 練習開始前、選手たちに準備の大切さについて語っていた工藤監督は、練習後に改めて朝の訓示について言及した。

「言ったことは去年と一緒ですけどね」と前置きしながら「やっぱり準備することが一番大事。それがしっかりできるかできないかで試合の入り方も違ってくる。緊張はするでしょうが、準備できていれば独特の雰囲気にもしっかり対処できる」と話した。

 この日から上林誠知や高田知季、スチュアートJr.らも合流。紅白戦は12日の練習でも行われる。CSに向けたメンバーに絞り込みについては「コーチの意見も聞いて、(紅白戦をやる)2日間が終わってから答えを出したい。守りも打つ方も含めて、試合の中で(メンバーを)しっかり回していけるように野手コーチと考えて絞っていきます」と見据えた。

 この日の紅白戦に関して「投手については、この期間は微調整する期間。感じたものを試合までに微調整して本番に備えればいい。バッターもちょっとしたタイミングとかの微調整をしてくれたら」と振り返った。

 その紅白戦では栗原陵矢が右翼スタンドに本塁打。CSに向けて頼もしい打撃を見せてくれた若鷹に、指揮官は「120試合乗り越えてきたことが彼の一番の自信。自分のバッティングを信じてやってもらったらいい」と期待を寄せた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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