ソフトバンク工藤監督、CSへ選手に訓示 「全集中で」も「笑いなかった」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

工藤監督が掲げた勝負のポイントは両チームの「繋がり」

 ソフトバンクは13日、本拠地PayPayドームで14日からの「パーソル クライマックスシリーズ パ」に向けて全体練習を行った。ロッテと日本シリーズ進出をかけて戦う短期決戦に向けて工藤公康監督は「一戦必勝です。今日どうやって勝つかだけを考えてやっていきます」と誓った。

 レギュラーシーズンでは負け越したロッテとの対戦。「攻める方はしっかり繋げていくことが大事。逆にロッテの繋がりをどう断つかも大事」と工藤監督は語る。両チームとも投手力と打線の繋がりを武器とするチームだけに、そこをいかに断ち切るかが勝負のポイントになりそうだ。

 練習後に行われた会見で「打つ方では周東を中心に走って、かき回すことができたらこちらのペースでできる。シーズンと変わらない戦いでいきたいと思います」と周東佑京内野手の名前を挙げて“キーマン”に指名。「出るか出ないかで大きく違う。1番から繋げていくことが大事」とリードオフマンの働きにも期待した。

 練習前には選手たちに訓示し「全集中で行ってくれ」と、映画が空前の大ヒットとなっているアニメ「鬼滅の刃」の言葉を引用した工藤監督。「流行っているということで使ってみました。笑いはなかったです」と自虐しつつ「集中力はすごく大事と思っている。一戦一戦に集約していく」と語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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