元楽天ジョーンズ氏の米殿堂入りに「追い風」 米TV局は得票率アップを予想

オランダ代表のコーチも務めたアンドリュー・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】
オランダ代表のコーチも務めたアンドリュー・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】

通算222勝ハドソン氏、ゴールドグラブ賞9度ハンター氏ら新たに候補入り

 米国野球殿堂は16日(日本時間17日)、2021年の殿堂入り候補者25人を発表した。アスレチックスなどで通算222勝を挙げたティム・ハドソン氏、ホワイトソックスなどで通算214勝の左腕マーク・バーリー氏、ツインズなどで外野手として9度のゴールドグラブ賞に輝き、通算2452安打を放ったトリー・ハンター氏ら11人が新たに加わった。現役時代に薬物使用が取り沙汰された影響で選出を逃してきたジャイアンツなどで歴代1位の通算762本塁打を放ったバリー・ボンズ氏、レッドソックスなどで通算354勝のロジャー・クレメンス氏も候補者入りした。

 米放送局「CBSスポーツ」は「2021年の候補者について知っておくべき7つのこと」として殿堂入り候補者を紹介。レッドソックスなどで通算216勝を挙げたカート・シリング氏が殿堂入り最有力候補であること、殿堂入り資格あと2年となるボンズ氏とクレメンス氏が票を伸ばせていないことなどを伝えた。7項目のうちの1つ「勢いが続くか注目すべき人物」では、楽天を2013年日本一に導いたアンドリュー・ジョーンズ氏も取り上げられた。

「4年目の投票はジョーンズ氏にとって重要なものになりそうである。最初の2年間(7.3%、7.5%)では、投票の下位に数年留まった後に資格を失う選手のようであった。しかし、前回の投票では19.4%となり、約12%伸ばした。4年目に約30%以上へ票を伸ばすことができれば、ジョーンズ氏はその先に向けて多少好ましい立場となるだろう。彼は注目すべき興味深い選手の1人である」

 ジョーンズはブレーブス時代の1998年から10年連続でゴールドグラブ賞を受賞。2005年には51本塁打、128打点で2冠王に輝き、メジャー通算1933安打、434本塁打をマークした。21年の殿堂入り候補者は近年に比べて候補者の人数が減り、有力な新候補がいないと指摘されている。同局が「多くの選手たちにとって追い風となる。ここ数年に票を伸ばしており、殿堂入りに向けて票を伸ばし続ける可能性がある」と指摘する中で、AJが殿堂入りへ票を伸ばすことができるのだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY