鷹、日本Sに向けてシート打撃 和田、ムーアら好投に工藤監督「状態いい」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

東浜は登板回避が濃厚に「彼の現役は来年、再来年と続く」

 ソフトバンクは18日、本拠地PayPayドームで21日からの日本シリーズに向けて全体練習を実施した。この日は午後からシート打撃を行い、クライマックスシリーズで登板のなかった和田毅投手とマット・ムーア投手、前日1軍に合流したリック・バンデンハーク投手などが登板した。

 午後から行われたシート打撃には、日本シリーズでも先発が予想される和田とムーアが登板。和田は打者9人に投げて長谷川勇也の本塁打を含む2安打1四球。ムーアは打者8人に対して無安打1四球、5奪三振だった。特にムーアは立ち上がりから柳田悠岐、グラシアル、デスパイネを3者連続三振に斬り、バックネット下から見守った首脳陣をうならせた。

 工藤公康監督は、和田の登板について「ちょっと登板が空いたので、バッター相手に投げた方が感覚は保てるのかなと思って。ブルペンで投げ続けるよりはいいと思ってシート(登板)という形になりました」とし「後ろから見てるとボールの力がはっきりわかりますね。バッターの手元で強いボールになっていますので、状態はいいと思います」。ムーアは、3人ずつで交代のところを自ら望んで5人続けて投球。指揮官は「自分の投げたい球とか確認するボールがあったでしょうから。いいことだなと思います」と、積極的な姿勢をほめた。

 打つ方では中村晃がバンデンハークから本塁打。「シーズンの最後の方は少し崩れていたけど、さすがに修正が早い」とCSのMVP男に目を細めた。周東佑京や栗原陵矢、海野隆司の打席ではスクイズを試みる場面もあり「最近はセーフティスクイズとかスクイズがやれてなかったので、練習でしっかりやっておかないと」と工藤監督。本番を前に、さまざまな得点パターンを確認した1日となった。

 一方で、コンディション不良で日本シリーズの登板が見送られそうな東浜巨について「最終決定はこれから」と前置きしたうえで「代案はありました」と東浜抜きでの先発ローテーション案があることを明言。「その代案が本案になるのか、違う投手を持ってくるのか…痛いですけどね、正直。考えられないくらいショックですけど……」と目を伏せた。

 そのうえで「彼の現役は来年、再来年と続くので、ここで無理してというよりは、しっかりと良くさせてやった方がいいかなとは思っています。とにかくこれからトレーナーの話を聞いて判断したいと思います」とした。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY