ソフトバンクvs巨人、初戦勝利なら“日本一率64%” 過去の対戦でも重要さ裏付け

ソフトバンク・工藤公康監督(左)と巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・工藤公康監督(左)と巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

両者は過去11度対戦、初戦を制して日本一逃したケースはわずか4度

 日本一をかけて巨人とソフトバンクが争う日本シリーズが21日、京セラドーム大阪で幕を開ける。ソフトバンク前身の南海、ダイエー時代を含め、両者はこれまで11度対戦し、巨人の9勝2敗。最多12度目の対戦となるこの顔合わせの過去の成績を振り返ってみると、初戦の重要性が浮かび上がってくる。

 両者による日本シリーズは1951年が初対戦で、直近は昨季の2019年。ソフトバンクが制したのは59年と19年の2度しかなく、巨人圧倒の歴史を紡いできた。ただ、昨季はソフトバンクが4連勝と圧倒。ポストシーズン12連勝中で、5年連続の日本一を目指す工藤ホークス優位の見方もある。

 シリーズを占う上で、やはり重要になってくるのが初戦の行方。単なる1勝ではないと、過去の戦績でも裏付けている。11度の対戦で、初戦を取ったチームが日本一を逃したケースはわずか4度。裏を返せば、初戦を制したチームが約64%の確率で頂点に立っている。巨人に至っては、初戦に勝利した5度はいずれも日本一になってる。

 3年連続日本一として臨むソフトバンクも例外ではない。DeNA、広島、巨人を破った17?19年の3年間は初戦を落としていない。18年は初戦に引き分けて第2戦に敗れて1敗1分スタートとなったが、その後4連勝で広島を退けている。短期決戦のセオリーにも挙げられる“初戦の重要さ”は、両チームの対戦にも当てはまりそうだ。

 巨人は菅野智之、ソフトバンクは千賀滉大の両エースが先発。昨季の雪辱か、4年連続の日本一か――。注目の第1戦は午後6時10分にプレーボールが告げられる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY