日本シリーズでまさかの大不振… “逆シリーズ男”と呼ばれた選手たちは?

阪神で活躍した金本知憲氏【写真:Getty Images】
阪神で活躍した金本知憲氏【写真:Getty Images】

昨年の日本シリーズでは巨人丸が4試合で打率.077、0本塁打1打点

 2020年の日本シリーズは21日から始まりソフトバンクと巨人が2連続の顔合わせとなった。シーズンで活躍しながらクライマックスシリーズ、日本シリーズで不振に陥ると“逆シリーズ男”として注目を浴びることになり、首脳陣も起用法には頭を悩ますことになる。ここでは過去の主な“逆シリーズ男”を振り返ってみる。

○2000年 ダイエー・松中信彦
シーズン成績 130試合 打率.312、30本塁打106打点
日本S成績 6試合 打率.052、1本塁打2打点

○2002年 西武・和田一浩
シーズン成績 115試合 打率.319、33本塁打81打点
日本S成績 4試合 打率.000 0本塁打0打点

○2005年 阪神・金本知憲
シーズン成績 146試合 打率.327 40本塁打125打点
日本S成績 4試合 打率.077 0本塁打0打点

○2013年 巨人・阿部慎之助
シーズン成績 135試合 打率.296 32本塁打91打点
日本S成績 7試合 打率.091 0本塁打1打点

○2019年 巨人・丸佳浩
シーズン成績 143試合 打率.292、27本塁打89打点
日本S成績 4試合 打率.077 0本塁打1打点

 投手よりも目立ってしまうのは毎試合出場する野手だ。シーズンでタイトル、MVPなど文句のつけようがない成績を残しながら日本一を決める短期決戦で全く打てなくなるのが野球の怖い部分だろう。

 屈辱のノーヒットに終わったのは2002年の西武・和田。全試合でカブレラの後を打つ「5番・左翼」として起用されたが、巨人の上原、桑田、工藤、高橋尚の前に快音は残せず、チームもストレート負けだった。

 上記以外にも1995年のヤクルト対オリックスの日本シリーズでは打率.342で2年連続首位打者に輝いたイチローが野村克也監督の「ID野球」に苦しみ5試合で打率.263、1本塁打2打点と本来の力を発揮できず試合前からの心理戦も注目を集めていた。今年の日本シリーズはどのようなドラマが生まれるのか、例年とは違う特別のシーズンを締めくくる頂上決戦に注目だ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY