ハム有原は「せいぜい5番手」 MLB複数球団が興味も…米メディアが“懸念点”指摘

日本ハム・有原航平【写真:石川加奈子】
日本ハム・有原航平【写真:石川加奈子】

多彩な球種「トップの先発投手ではないかもしれないが、十分に使える可能性」

 昨オフからメジャー挑戦の意向を示している日本ハムの有原航平投手。自身はまだ発表していないが、2019年の最多勝右腕の去就は、海の向こうでも注目を集めている。米メディア「イーストビレッジ・タイムズ」でも特集を組み、メジャーでの立ち位置を予想している。

 同メディアは「日本人右腕コウヘイ・アリハラはパドレスにフィットするか?」とのタイトルで記事を掲載。今オフにポスティングを申請してMLB挑戦をすると噂されているとした上で、「アリハラは耐久性があり、球種が多い。チェンジアップ、スプリット、カットボール、ツーシーム、カーブを持っている。彼はトップの先発投手ではないかもしれないが、十分に使える可能性がある」と見立てている。

 さらに記事では「現時点で、パドレス、レンジャーズ、マーリンズ、ブルージェイズが興味を示している」と具体的な球団名も掲示。特にパドレスでのローテ事情も挙げ「好ましくない点はアリハラが右腕だということ。パドレスには右腕が多く、それは左打者の多いライバルのドジャースと相性が良くない」と挙げた。

 懸念点として挙げたのは、NPBとMLBの差。「2014年にMLBに移籍したマサヒロ・タナカを見てみると、NPBでの通算防御率は2.29と極めて素晴らしいが、MLBでは3.74としている」と田中将大の例を挙げ「アリハラはNPBでの通算防御率が3.74。MLBへの適応が同じような結果となるのであれば、アリハラは多くのチームでせいぜい5番手であろう」とまとめた。

 昨季15勝を挙げて最多勝に輝いた有原は今季、20試合に先発して8勝9敗、防御率3.46。多くの球団が興味を示す中、メジャー挑戦となれば注目を集めるのは間違いない。

(Full-Count編集部)

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