DeNA東は大幅減3220万円、武藤は防御率7点台も200万円増…4選手が契約更改

会見に臨んだDeNA・武藤祐太(左)と東克樹【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
会見に臨んだDeNA・武藤祐太(左)と東克樹【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

2年ぶり復帰の高城は50万円増の年俸1250万円だった

 DeNAは3日、横浜市内の球団事務所で4選手が契約更改交渉を行った。2018年新人王で、左肘の手術で今季登板のなかった東克樹投手は減額制限(1億円以下は25%)ギリギリの24.5%ダウン、1080万円減の年俸3320万円でサイン。上茶谷大河投手は現状維持の4300万円で契約更改し、武藤祐太投手、高城俊人捕手の全4選手が契約を更改した。(金額は推定)

・東克樹(4400万円→3320万円)

 2月20日に左肘のトミー・ジョン手術を受け、今季はリハビリに専念した。「一言でいうと、野球を見るのが辛い。自分が投げられないもどかしさと勝って喜んだりしている姿を見ると、野球をやりたい気持ちがより強くなった」と振り返った。すでにキャッチボールで100%の力感で投げており、12月中に捕手の座ったブルペン投球を再開。来年2月に実戦復帰する予定だ。「開幕1軍に合わせて再発させるよりもプラン通りに進めていきたい。5月、6月になろうが、確実に戦力となれるようにしたい」と前を向いた。

・上茶谷大河(4300万円→4300万円)

 今季は故障で出遅れ、11試合登板して2勝3敗、防御率4.12。7勝6敗、防御率3.96だったルーキーイヤーから成績を落とした。「2勝しか出来ず、前半も出遅れて後半も離脱することになって、1年目よりもダメになってしまったと自分で感じていました。その中で(契約更改交渉では)相当ダウンを覚悟していました。来年チームのためにやるんだという気持ちが強いですね」と語った。3年目の来季へ「まずは1年間しっかり1軍で投げ抜けること。チームの勝利に1つでも貢献できるように頑張ります」と意気込んだ。

・武藤祐太(2000万円→2200万円)

 中日から移籍3年目の今季は21試合登板して0勝1敗、防御率7.47。8月10日の阪神戦(横浜)で移籍後初先発。オープナーとしても3試合に登板するなどフル回転だった。「ドラゴンズの時から先発とか色々とやらせてもらったんですけど、しっかり自分のここを鍛えていかないといけないところが分かった。オフに自分を見つめ直して体作りをして来年に挑みたいと思っています」と課題を口にした。プロ11年目の来季へ「やっぱり1軍にずっといて、どんな場面でもしっかり、ちゃんと仕事をしてやっていきたいと思っています」と前を向いていた。

・高城俊人(1200万円→1250万円)

 昨オフにオリックスを戦力外となり、2年ぶりに古巣復帰した。23試合出場で打率.190、3本塁打、5打点。主に浜口登板時にマスクを被った。「浜口の時に組ませてもらったんですけど、そこであんまり結果を出すことができず、打撃も終盤に失速してしまった。そんなにチームに貢献できたかと言えば、チームに貢献できてなかったと思う。悔しいシーズンです」と振り返った。来季は引退試合でバッテリーを組んだ三浦大輔新監督となる。「やれることをしっかりとやって、優勝に向かって少しでも活躍して、自分の力が役に立てればと思います」と意気込みを語った。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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