現役続行をかけトライアウトに挑んだ“ドラ1” 由規が148キロ、伊藤隼が意地の一打

かつての“ドラ1”由規、伊藤隼太、内竜也、藤岡貴裕(左から時計回り)【写真:高橋昌江、荒川祐史】
かつての“ドラ1”由規、伊藤隼太、内竜也、藤岡貴裕(左から時計回り)【写真:高橋昌江、荒川祐史】

由規は一発を浴びるも最速148キロをマーク、藤岡は最速145キロで3者凡退

 プロ野球の合同トライアウトが7日、一般非公開で行われ57選手が参加した。15年ぶりの現役復帰を目指す元日本ハム、阪神の新庄剛志氏に注目が集まったが、栄光のドラフト1位指名を受け入団した“ドラ1”たちも再びユニホームを着るためトライアウトの舞台に立った。

 2007年の高校生ドラフトで1位指名を受けヤクルトに入団した由規投手。今季は1軍登板なく楽天から戦力外を受けたが、この日は最速148キロの直球を披露。同僚のフェルナンドに右翼席へ一発を浴び、続くソフトバンク田城に死球を与えたが、ソフトバンク大本を132キロのスライダーで見逃し三振に仕留めた。

 今季巨人を戦力外となった藤岡貴裕投手は2011年のドラフト1位でロッテに入団。この日は最速145キロの直球を軸に楽天田中を144キロの直球で空振り三振、ヤクルト田代を中飛球、ソフトバンク日暮を142キロの直球で空振り三振に仕留め猛アピールした。

 2003年のドラフト1位で入団しロッテで守護神を務めた内竜也投手。日本ハム黒羽根を遊ゴロ、西武永江を空振り三振、巨人広畑を一ゴロと3者凡退に仕留めた。最速は142キロをマークした。

 打者では2011年のドラフト1位で阪神に入団し今オフに戦力外となった伊藤隼太外野手が意地を見せた。第1、2打席は凡退したが、第3打席は巨人田原の変化球を捉え右中間を破る二塁打を放った。結果は4打数1安打と大学時代に慣れ親しんだ球場で結果を残した。

 2012年にドラフト1位でDeNAに入団し今季はオリックスから戦力外となった白崎浩之内野手は空振り三振、三邪飛、空振り三振、一邪飛と4打数無安打に終わった。

(Full-Count編集部)

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