満票まで2票足らず…鷹・甲斐のゴールデングラブ賞得票率100%を阻んだ票の行方は?
パ捕手部門でロッテ・田村、西武・森にそれぞれ1票が投じられた
セ、パ両リーグの守備のスペシャリストを表彰する「第49回 三井ゴールデン・グラブ賞」が18日に発表され、ソフトバンクの甲斐拓也捕手はパ・リーグ最多得票で4年連続4度目の受賞。有効投票数269票中267票を集め、得票率は99.3%だった。
甲斐は今季リーグ捕手でトップの守備率.997を記録。甲斐キャノンでお馴染みの盗塁阻止率.328はリーグ2位。チーム防御率2.92は両リーグトップと文句なしの受賞だった。では、甲斐の満票受賞を阻んだのは? ロッテの田村龍弘捕手、西武・森友哉捕手がそれぞれ1票ずつ獲得した。
ロッテの田村はリーグ3位の守備率.991を記録したが、盗塁阻止率.222はリーグ5位タイ。チーム防御率3.81はリーグ2位だった。一方、強打の印象が強い西武・森はリーグ5位の守備率.98945、リーグ3位の盗塁阻止率.312を記録。しかし、チーム防御率4.23はリーグワースト。7捕逸はリーグワーストタイで、7失策も日本ハム・清水優心捕手に次いでリーグワースト2位だった。
捕手の選考対象はチーム試合数の1/2以上(今季は60試合以上)を捕手として出場していることで、新聞社、通信社、テレビ局、ラジオ局のプロ野球担当記者として5年以上にわたり現場取材している記者の投票で選出される。
(Full-Count編集部)