ダルビッシュ放出は「可能性非常に低い」 CY賞2位で価値高騰、対価はルース級?

カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

米記者「フィットする球団のうちの一つがパドレス」

 今季日本人初の最多勝に輝き、サイ・ヤング賞投票で2位に選出されたカブスのダルビッシュ有投手には今オフ、トレードの話題がくすぶっている。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」では、MLBネットワーク記者ジョン・ヘイマンのツイートを引用してその可能性の低さを指摘しつつも「トレードに利用するにはこの上ないタイミングになる可能性も」と述べている。

 同メディアの記事では、ヘイマン記者のツイートを紹介。カブスのトレード候補としてダルビッシュの名前が浮上していることに言及し「しかし、これはどんなことでも前向きに検討するという例なのかもしれない。某球団幹部はトレードが実現する可能性は『非常に低い』と評価している。そして(ダルビッシュのトレード話に)関与していないライバル球団の幹部は、交換相手は『ベーブ・ルース?』となるのではと推測している」との内容に触れ、実現可能性の低さを強調している。

 一方で、ダルビッシュが今季残した抜群の成績を引き合いに「2018年にカブスと6年1億2600万ドルの契約を結んで以降、幾分の不安定さはあるものの、絶好調の時はエリートクラスの投手になる力があることを彼は証明した。(ダルビッシュの)最近の成功により、シカゴにとって(ダルビッシュを)トレードに利用するにはこの上ないタイミングになる可能性もある」とも。カブスが直近3年間のプレーオフで勝てておらず、主力を放出しチームの再建に着手する可能性を指摘し「次の3年間でダルビッシュが得る予定である5900万ドル(約61億円)を取り除く可能性もある」とも言及した。

 一方、そのヘイマン記者は「もしダルビッシュが本当にトレード要因であるならば、数多くあるフィットする球団のうちの一つがパドレスだろう」ともツイート。「サンディエゴはトレードするための素晴らしいプロスペクトを揃えているし、2021年はエースのクレビンジャーも(TJ手術で)いない。世界一に輝いたドジャースに現在挑戦する機会も持っているし、AJプレラーGMは(2012年1月に)ダルビッシュをテキサスに連れてきたメンバーの一人だった」とその根拠を示していた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY