大器の覚醒は目前!? ロッテ藤原、プロ1号は驚きの先頭打者弾も表情一切かえず

ロッテ・藤原恭大【写真:荒川祐史】
ロッテ・藤原恭大【写真:荒川祐史】

プロ1号は本拠地のファンが待つ右翼スタンドに飛び込む豪快弾

 激動の2020年も残りわずかとなった。ソフトバンクの4年連続日本一で幕を閉じたNPB。120試合制で行われた異例のシーズンを、選手たちは熱いプレーで盛り上げてくれた。Full-Count編集部は涙と感動を呼んだ2020年名場面を独自にピックアップ。今回はプロ入り2年目の終盤にチャンスを掴んだロッテ・藤原恭大外野手の記念すべきプロ第1号となった先頭打者本塁打を振り返る。

 10月14日のロッテ対楽天戦(ZOZOマリン)。この日「1番・左翼」で先発した藤原は、相手先発・涌井の初球143キロの直球を振りぬくと、打球はグングン伸びて右翼スタンドへ吸い込まれた。

 記念の一打となったが、藤原は表情ひとつ変えずダイヤモンドを一周。ベンチで井口監督やチームメートとの“エアハイタッチ”も淡々と行う姿に大器の片鱗が垣間見えた。

 藤原は3日後の16日に行われた日本ハム戦(ZOZOマリン)でも、初回に相手先発・杉浦から2号ソロを放ち、プロ入り1号・2号が先頭打者本塁打となるプロ野球史上3人目となる快挙を達成。熾烈な優勝争いを繰り広げていたチームを勢いづけた。

 今季の藤原は最終的に26試合出場で3本塁打10打点4盗塁、打率.260を記録し、来季に弾みをつける一年となった。3年目を迎える来季は強打のリードオフマンとして、2005年から遠ざかるチームのリーグ制覇に貢献する活躍が期待される。

【動画】何度見ても美しい豪快なスイングから打球は右翼スタンドに一直線 ロッテ藤原のプロ1号は初回先頭打者弾

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