ロッテに現れた「106」の救世主 澤村拓一の移籍後初登板がパTV年間再生回数1位に

ロッテ・澤村拓一【画像:パーソル パ・リーグTV】
ロッテ・澤村拓一【画像:パーソル パ・リーグTV】

入団会見後、その日のうちに移籍後初登板

 2020年のプロ野球は120試合制で行われた異例のシーズンの中で、ファンを夢中にさせるプレーが随所に誕生した。ここでは、「パーソル パ・リーグTV」YouTubeの2020年シーズン中(6月19日~11月9日)での、再生回数トップ5を紹介。栄えある第1位はロッテ・澤村拓一投手の移籍後初登板、ユニホームが間に合わず借りものの背番号「106」を背負い、最速153キロの直球を武器に3者連続三振を奪った鮮烈デビューのシーンだった。

「澤村拓一『名刺代わりの3者連続K』《THE FEATURE PLAYER》」とのタイトルで公開された動画の舞台は、9月8日のロッテ対日本ハム戦(ZOZOマリン)の6回だった。1点リードの場面で巨人から移籍し、入団会見を終えたばかりの澤村の名が本拠地にコールされると、スタンドからは大歓声。ユニホームが間に合わず、福島明弘打撃投手の「106」を借りてマウンドに上がった。

 先頭の渡邉に対しての2球目で153キロをマークすると、追い込んでから、武器のスプリットで空振り三振。続く大田、昨年までの同僚・ビヤヌエバもスプリットで空振り三振に仕留める完璧なデビューを果たした。

 この動画は当初から大きな反響があり、公開わずか2日で153万回再生を記録する大ヒットに。その後も勢いは衰えずシーズン終了時には234万9683回を記録し、今シーズン公開の動画で最多の再生回数となった。ファンからも「澤村人気すぎる」「巨人ファンだけどまじで応援してる!!!!!」とロッテファンだけでなく古巣の巨人ファンからもコメントが寄せられ話題となった。

 シーズン終盤まで熾烈な優勝争いを演じたロッテの救世主と言える澤村の好投は、今季パ・リーグファンを最も熱狂させたシーンだったと言える。

(Full-Count編集部)

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