セ・パ球団でプレーの元中日・クラーク DH制に持論「パ・リーグに唯一対抗する手段」

19年のプレミア12ではメキシコ代表としてプレーしたマット・クラーク【写真:Getty Images】
19年のプレミア12ではメキシコ代表としてプレーしたマット・クラーク【写真:Getty Images】

元中日クラークが自身のSNSでセ・リーグのDH制案に持論を展開

 セ・リーグにDH制は必要なのだろうか? 12月14日に巨人がセ・リーグ理事会に来季のDH制暫定導入を提案したものの、議論は行われずに見送りとなった。この流れに対し、元中日のマット・クラーク内野手が「パ・リーグと張り合うための唯一の手段」だと持論を展開している。

 2020年のMLBでは新型コロナウイルスの影響のため、ナ・リーグで史上初めてDH制が導入された。そしてNPBでは日本シリーズで巨人がソフトバンクに4連敗し、これでセ球団がパ球団に8年連続敗退を喫したことに加え、14日の巨人による提案で“セ・リーグDH制の是非”に多くの関心が寄せられた。そしてこの議論に一石を投じたのが中日、オリックスでプレーした経験を持つマット・クラーク内野手だ。

 セ・パ両リーグでプレーした経験のあるクラークは自身のツイッターで「セ・リーグはDH制が必要だ」と力強く主張。「パ・リーグと張り合うための唯一の手段。リーグ全体のレベルを劇的に上げることになるだろう。打線に打者をもう一人加えることになり、もしかしたらそこに外国人打者を加えることにさえなるかもしれない」として、セ・リーグがパ・リーグとの差を埋めるのみならず、球界全体の質を上げる意味でもセ・リーグDH制導入に賛成であるとした。

 2014年にブルワーズでメジャーデビューしたクラークは同年に16試合出場、打率.185、3本塁打、7打点と結果を残せず2015年にFAに。2013年に中日へ入団すると132試合出場で打率.238、25本塁打、70打点とパワフルな打撃を活かした助っ人して活躍した。2016年にオリックスでプレーしたのを最後に日本球界を後にしたものの、親日家としても知られるクラークにとって、大きな変革期を迎えているかもしれないNPBに意見せずにはいられなかったようだ。

(Full-Count編集部)

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