梶谷FA移籍決定からわずか4日 DeNA編成トップが語る田中俊太スピード獲得の舞台裏

会見に臨んだDeNA・田中俊太(右)と三原球団代表【写真提供:(c)YDB】
会見に臨んだDeNA・田中俊太(右)と三原球団代表【写真提供:(c)YDB】

12・14梶谷の巨人FA移籍公示→巨人リスト提出→12・18田中俊の獲得発表

 DeNAは5日、巨人にFA移籍した梶谷隆幸外野手の人的補償として加入した田中俊太内野手の入団会見を横浜市内で行った。背番号は「38」。田中俊は「環境が変わることをチャンスと捉えてチームに貢献できるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

 近年にはないスピード決着だった。梶谷隆幸外野手、井納翔一投手のFA宣言選手契約締結合意が公示されたのは昨年12月14日。その後、巨人は28人のプロテクトリストをDeNA側に提出。わずか4日後の18日に27歳内野手の移籍が発表された。この日の入団会見で、三原一晃球団代表は電撃移籍の舞台裏を明かした。

「編成部の方でシミュレーションを含めて準備をしっかりしておりました。(巨人から)リストをいただいたタイミングで田中選手が獲得可能だということだったので、あまり時間をかけずに決めました」。報道陣からの「それだけ期待が大きいということか?」との問いかけには「はい」と即答した。

 昨季、チームは二遊間を固定できなかった。内外野の複数ポジションを守れ、さらにパンチ力を秘めた打撃は魅力十分だった。「やはり走攻守バランスを取れた内野手であること。うちの二遊間のポジション争いに絡んでくれると期待して獲得となりました。粘り強い打撃ができると評価してますし、長打もあるということで魅力を感じております。また、スピード、走りの部分でも走塁のうまい選手と評価しております」と期待を込めた。

 神奈川・厚木市出身で、東海大相模高、東海大の地元選手でもある。「(横浜スタジアムは)声援がすごいという印象なので。そういうところを受け止めながら勝利に貢献出来るプレーをしていきたいと思います」と田中俊。チーム、ファンの期待を背負い、新天地でブレークを目指す。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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