2人のドラ1右腕、2年目迎えるバレンティン 今季の復活が期待される鷹選手は?
甲斐野は右肘手術からの復活を目指してリハビリ中
2021年は2年連続のリーグ優勝と5年連続の日本一を狙うソフトバンク。昨季は3年ぶりにリーグ制覇を果たし、一昨季からポストシーズン16連勝で日本一の座を掴んだが、それでも、思ったような働きのできなかった主力選手がいた。
そこで昨年、1軍で期待された活躍ができずに、今季の巻き返しを期す選手たちをピックアップしてみたい。
○甲斐野央投手
ルーキーイヤーだった2019年に65試合に登板し、侍ジャパンの一員としてプレミア12制覇にも貢献した右腕。昨季はキャンプ中に右肘の内側側副靭帯の部分損傷で離脱した。PRP療法を受けて一度は実戦復帰を果たしたが、再び右肘の違和感で離脱。1軍登板なしに終わり、12月には「右肘関節鏡視下関節形成術」を受けた。再び剛腕を唸らせるために、リハビリに励んでいく。
○高橋純平投手
2015年のドラフト1位右腕は2019年に45試合に登板してブレーク。だが、昨季はキャンプ中に右肩の痛みを訴えて出遅れ。実戦復帰後も投球の状態がなかなか上がらず、1軍登板なしに終わった。不在の間に岩嵜が復調し、泉や杉山も台頭。高橋純が復調して中継ぎ陣に割って入れば、その層はさらに分厚いものになる。
○W・バレンティン外野手
昨季ヤクルトから鳴り物入りで加入したものの、期待を裏切る1年となった。60試合の出場にとどまり、打率.168、9本塁打に終わった。シーズン途中にはファーム降格を味わい、シーズン終盤もベンチを温める日々が続いた。契約は2年契約で今季がその2年目となる。熾烈な競争が待ち受けるが、その力を示すことができるか。
○今宮健太内野手
不動の遊撃手も近年は故障離脱が続く。2018年、2019年は左太もも裏の痛み、昨季はふくらはぎの肉離れで離脱した。2019年は106試合の出場にとどまり、昨季はレギュラー定着後最少となる43試合の出場に終わった。離脱中に川瀬や周東、牧原らがその穴を埋めてチームはリーグ優勝、日本一に。危機感を抱きつつ、再び定位置の座を奪い取りにいく。
○上林誠知外野手
2018年に143試合に出場してレギュラーの座を掴みかけたものの、その後は怪我や不振に苦しむ2年間に。2019年は左手薬指の骨折で打撃を崩し、昨季は不振で2軍落ちも味わった。守備力も含め、そのポテンシャルの高さは申し分なし。柳田や栗原、グラシアルらレギュラーが固まる外野陣で定位置の座を再び奪い取れるか。
(Full-Count編集部)