今宮&周東でさえ危機感露わ… ソフトバンクの熾烈な二遊間サバイバル

自主トレで汗を流すソフトバンク・今宮健太(左)と周東佑京【写真:福谷佑介】
自主トレで汗を流すソフトバンク・今宮健太(左)と周東佑京【写真:福谷佑介】

合同で自主トレを行う今宮、周東、川瀬、高田、1軍に生き残るのは?

 ソフトバンクの今宮健太内野手、周東佑京内野手、高田知季内野手、川瀬晃内野手の4選手が福岡県内で行う自主トレを報道陣に公開した。同じチームで二遊間のレギュラーを争う4人が集まって行う自主トレ。和気藹々としながらも、お互いを意識し合う環境に、今年のポジション争いの激しさを予感させた。

 この自主トレの中心は今宮。球界屈指のショートストップだが、近年は故障離脱が続く。2018年からは太もも裏の故障が続き、昨季は左ふくらはぎの肉離れで戦列を離れた。レギュラー定着後では最少の43試合の出場に終わり「この3年間はまともに1年間野球ができていないシーズンばかり。迷惑しかかけていない。キャンプインからアピール合戦が始まる」という。

 今宮が危機感を募らせるのは、若手の突き上げがあるからだ。昨季の故障離脱中はともに自主トレを行う周東、川瀬、そして牧原大成内野手の3人がショートを守り、リーグ優勝と日本一になった。まだまだ粗さは残るものの、それでもチームは頂点になった。安穏としていられない、と思うのは当然だ。

 二塁手も周東が一歩リードしているものの、定位置の座を掴んだわけではない。川瀬、牧原に加え、ベテランの川島慶三内野手や明石健志内野手もおり、昨季は足首の手術でシーズンの半分をリハビリに費やした高田も復帰してこの二遊間の競争に加わってくる。高田は守備に関しては今宮に次ぐ実力者だ。レギュラー争いはさらに熾烈さを増す。

 これまで松田の“天下”だった三塁手には、昨季ブレークした栗原陵矢捕手が挑戦する。高田や周東、川瀬、牧原ももちろん三塁も守れる。隙あらば、どこのポジションでも奪い取ってやろうと虎視眈々と狙っている。

 今宮だけでなく周東が「143試合全部しっかり出てこそレギュラー。それに1試合でも多く近づけるように」と意気込めば、川瀬も「今宮さんから開幕スタメンを奪ってスタートから出て行けたら」と言う。この自主トレでは最年長となる高田も「1人いなくなったら1人出てくるのがホークス。居場所を確立しないと若い人が出てくるので負けないようにしないと」と危機感を滲ませる。

 年明け早々から始まっている鷹の二遊間サバイバル。キャンプを経て開幕1軍キップ、そして開幕スタメンの座を掴むのは一体誰になるだろう。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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