楽天ドラ1早川「実は泳げなかった」 意外な弱点は池江璃花子の兄のおかげで克服

新人合同自主トレで汗を流す楽天のドラフト1位・早川隆久【写真:宮脇広久】
新人合同自主トレで汗を流す楽天のドラフト1位・早川隆久【写真:宮脇広久】

「自分が巡り合ってきた人たちのような指導者になりたい気持ち」

 楽天ドラフト1位の早川隆久投手(早大)は12日、仙台市内で行われた新人合同自主トレの第1クール(3日間)を終えた。休養日を挟んで14日から始まる第2クールへ向けて「運動量を上げていくとともに、自分に足りない部分を自主練習で補っていきたい」とプランを描く。身体能力のみならず、その頭脳も半端ではない。

 早川がいま練習の傍らで取り組んでいるのが、大学の授業で出された課題だ。とはいえ、“最難関”の卒業論文は昨年12月に提出済み。「胸椎と下半身の連動性」をテーマに、人間や物の動きをデジタル的に記録する「モーションキャプチャ」を使って、自分の投球を3次元解析。ストレートを投げる時と変化球を投げる時とで、捻転差(上半身と下半身の回転差)にどれほどの違いがあるかを調べた。「今後、もし自分がセカンドキャリアで指導者の道に進んだ時、指導に役立つかなという思いもあってテーマを決めた」と言う。

 結果的には「思っていたほどの違いがなく、微妙な感じで卒論を書き終えました」と笑ったが、早大スポーツ科学部スポーツ科学科でスポーツ教育を専攻して得た知識、ノウハウは、プロ生活でも生きるはず。「球団スタッフの方々のアドバイス、意見を取り入れながら、さらに進化していけたらと思います」とうなずいた。

教職課程を履修したのは「セカンドキャリアのためにも…」

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