大谷翔平、3.5億円要求もエ軍と合意せず GMが会見「ユニークなケース」
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ミナシアンGM「問題は“いくら”になるかということ」
エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは15日(日本時間16日)、オンラインでの会見を行い、調停回避期限までに条件面で合意できなかった大谷翔平投手について語った。
今オフに年俸調停権を得た大谷。この日が年俸調停権を持つ選手と球団側が希望額を提示する期限だったが、合意せず。米メディアの報道によれば、大谷サイドが330万ドル(約3億5000万円)を要求しているのに対し、エンゼルス側は250万ドル(約2億6500万円)を提示し、約80万ドル(約8500万円)の開きがあるとされている。
大谷は投手、野手の“二刀流”としてプレーするだけに、その点がどう評価されるかがポイントになっている。ミナシアンGMは「我々は聴聞会に話を持っていくだろう。ショウヘイは間違いなくユニークなケース。彼は増額に相応しいということは(大谷側も球団側も)同意しているが、問題は“いくら”になるかということ。両者が論証することになる。なるようにしかならない」と語り、調停に委ねる考えを示した。
エンゼルスはこの日、ディラン・バンディ投手ら年俸調停権を持つ5選手との契約合意を発表。調停を回避することとなったが、大谷の名前はそこにはなかった。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)
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