田中将大、ヤ軍再契約の可能性は「低い」 クルーバー加入で米メディア指摘

ヤンキースからFAとなっている田中将大【写真:AP】
ヤンキースからFAとなっている田中将大【写真:AP】

ルメイヒュー残留、クルーバー加入でぜいたく税の課税ライン近づく

 ヤンキースは15日(日本時間16日)、レンジャーズからFAとなっていたコーリー・クルーバー投手と今季契約に基本合意した。身体検査が残されているものの、年俸1100万ドル(約11億5000万円)での契約になると米メディアが一斉に報じている。

 ア・リーグでサイ・ヤング賞2度の実績を誇るクルーバーの加入は、同じくFAとなっている田中将大投手のヤンキース残留の可能性が低くなったことも意味する。クルーバーの合意を受けて、複数の米メディアでは「タナカと再契約する可能性は低くなった」などと報じた。

 ヤンキースは今オフ、DJ・ルメイヒュー内野手の残留を最優先として注力し、この日までに6年総額9000万ドル(約95億円)で基本合意に達した。これに加えてクルーバーの合意で、問題となってくるのが一定の年俸総額を超えた場合に課される「ぜいたく税」だ。

 ニューヨークのメディア「ノースジャージー.com」によれば、ヤンキースの「ぜいたく税」の課税ラインは約2億1000万ドルほど。ルメイヒューの残留、そしてクルーバーの加入で、このラインに近づくことになるため「クルーバーとの契約はマサヒロ・タナカとの別れのサインなのかもしれない。球団の2021年の構想にフィットするには田中はおそらく高額過ぎる」としている。

 また、地元ラジオ局「Radio.com」でも「クルーバーが加わることは、ファンのお気に入りであるマサヒロ・タナカがヤンキースに戻ってこないことを意味しているのかも」と指摘。米メディア「CBSスポーツ」のダニー・ヴィエッティ記者も自身のツイッターで「クルーバーがヤンキースに行くことで、ヤンキースがタナカと再契約する可能性は少なくなった」と指摘していた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY