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トップは40キロ超の球速差… 12球団で最も直球と変化球の“差“がある投手は誰?

投手の武器のひとつとなる“緩急”。ここでは、昨季のプロ野球で直球と変化球の球速差が最も大きかったのは誰だったのかを見てみる。セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTAのデータを参照した。

DeNA・上茶谷大河(左)と巨人・今村信貴【写真:荒川祐史】
DeNA・上茶谷大河(左)と巨人・今村信貴【写真:荒川祐史】

直球と変化球の平均球速から算出

 投手の武器のひとつとなる“緩急”。ここでは、昨季のプロ野球で直球と変化球の球速差が最も大きかったのは誰だったのかを見てみる。セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを参照した。

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 昨季20イニング以上に登板した投手の中で、それぞれ直球の平均球速と、スピードが遅い変化球の平均の差を見ていくこととする。

○緩急差トップ10(直球平均/変化球平均/球速差)
1 今村信貴(巨人) 143.5/102/41.5
2 澤田圭佑(オリックス) 147.3/107.8/39.5
3 大竹寛(巨人) 145.9/107/38.9
4 加藤貴之(日本ハム) 138.5/99.9/38.6
5 上茶谷大河(DeNA) 144.4/106/38.4
6 青柳晃洋(阪神) 142.8/105/37.8
7 荒西祐大(オリックス) 141.2/103.9/37.3
8 平良海馬(西武) 153.7/116.9/36.8
9 板東湧梧(ソフトバンク) 145.8/109.1/36.7
10 平田真吾(DeNA) 146.6/110.1/36.5
※変化球は全てカーブ系の変化球

 上位10人のランキングを先発・救援に分けて見てみると、先発投手で緩急差トップに立ったのは巨人の今村だった。直球の平均球速は143.5キロを記録。カーブの平均は102キロとなり、その差は41.5キロに。これは全体でも1位の記録となった。

 2位は日本ハムの加藤。直球の平均は138.5キロで、今回対象となった207投手の中192番目の遅さだったが、カーブの平均は106キロで、その差は38.6キロになった。3位はDeNAの上茶谷がランクイン。球速差は38.4キロを記録した。

 救援投手の1位は、オリックスの澤田となった。直球の平均は147.3キロと比較的高い水準である中で、カーブの平均は107.8キロ。その差は39.5キロになり、全体でも2位につけた。

 2位は巨人のベテラン大竹がランクイン。全投球の6割以上を占める直球(145.9キロ)とツーシーム系(145.5キロ)にほとんど球速差がないのが特長で、カーブ系の平均107キロとの球速差は38.9キロを記録した。3位はオリックスの荒西で、球速差は37.3キロだった。

 その他、10位以内で特筆すべきは新人王も獲得した8位の西武・平良だ。最速160キロを誇る剛腕の直球の平均球速は153.7キロ。これは、昨季の日本人投手で最も速い平均値となっており、カーブ系の116.9キロとの球速差は36.8キロとなった。常時150キロを超えるスピードボールとの組み合わせは打者にとっても厄介だ。

 球速差が大きいほど、打者の対応も難しくなる。スピードボール最盛期の時代だが、速球と遅球を織り交ぜた配球の妙に勝機を見出す投手たちがプロ野球をさらに面白くしてくれているのも事実だ。

(Full-Count編集部)

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