また4・1開幕に影響? アリゾナ州団体がキャンプ開始延期を求める文書提出

アリゾナ州団体がキャンプ開始延期を求める文書提出した【写真:AP】
アリゾナ州団体がキャンプ開始延期を求める文書提出した【写真:AP】

オープン戦が行われる米アリゾナ州マリコパ群でコロナ感染拡大「開始を遅らせることが懸命」

 大リーグ機構(MLB)は米アリゾナ州をキャンプ地にするチームで行われる「カクタスリーグ」から2月中旬に予定されているスプリングトレーニングの開始を遅らせてほしいと正式な要望を受けた。新型コロナウイルス感染拡大の防止のためで、MLBのロブ・マンフレッドコミッショナー宛に送られた。

 アリゾナ州のスプリングトレーニング施設は受け入れ体制が整っているものの、全施設のあるマリコパ郡は米国内で感染率の高い地域の1つとなっているという。カクタスリーグは「マリコパ郡の現状を考慮すると、新型コロナウイルスの感染状況を改善させるためにスプリングトレーニングの開始を遅らせることが賢明だと考えています」と文書で提出した。

 これまでに大リーグ機構のマンフレッドコミッショナーは各球団へ2月のスプリングトレーニングを通常通り行い、162試合のシーズンを行うよう通達している。カクタスリーグの文書に対し、大リーグ選手会は「私たちはスプリングトレーニングとレギュラーシーズンを安全に行うという目標を共有していますが、MLBは球団に対して(スプリングトレーニングとレギュラーシーズンを)予定通り開始する準備を進めるように指導しています。そして私たちは、可能な限り安全に開催できるように引き続き最善を尽くします」と声明を出した。

 アリゾナでスプリングトレーニングを行う日本人選手ではパドレス・ダルビッシュ有投手、レッズ・秋山翔吾外野手、マリナーズ・菊池雄星投手、レンジャーズ・有原航平投手、エンゼルス・大谷翔平投手がいる。4月1日に予定されているシーズン開幕への影響が懸念される。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY