弟子入り1号!? 田中将大が“星野2世”の3年目右腕に変化球の握り伝授

楽天・田中将大と引地秀一郎、小山伸一郎コーチ(左から)【写真:宮脇広久】
楽天・田中将大と引地秀一郎、小山伸一郎コーチ(左から)【写真:宮脇広久】

田中はこの日、初のブルペン入りし立ち投げを合わせ計52球を投げ込む

 弟子入り1号だ。楽天の沖縄・金武町でのキャンプ6日目の7日、8年ぶりにチームに復帰した田中将大投手に、3年目・20歳の引地秀一郎投手が駆け寄り、変化球の握りなどを伝授される一幕があった。隣では、小山伸一郎投手コーチも聞き入っていた。

 田中将は前日の6日にキャンプに合流し、「僕に伝えられることがあれば答えていくので、気軽に! 気軽に聞いて下さい」と挨拶。弱冠20歳の若手右腕が早速、実行した格好だ。

 田中将はこの日、合流後初のブルペンに入り、立ち投げで12球、捕手を座らせて変化球を交え40球を投げ込んだ。その後、サブグラウンドに移動しサーキットトレーニングを終え、引地の“直撃”を受けると、自らボールを握って見せ、投げ方を含め丁寧にアドバイスを送った。

 引地はまだ1軍で登板した経験はないが、最速151キロ右腕の若手有望株で、倉敷商高の大先輩で元楽天監督の星野仙一氏(2018年死去)にちなみ「星野2世」とも呼ばれている。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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