度重なる不祥事発覚でセクハラ差別対策の行動規範を改訂 職務停止、解雇も

MLBがセクハラ差別対策の行動規範を改訂【写真:Getty Images】
MLBがセクハラ差別対策の行動規範を改訂【写真:Getty Images】

メッツ前GMポーター氏、エンゼルスのキャラウェイ投手コーチのハラスメント疑惑が公に

 MLB機構がセクハラや差別に対する行動規範を改訂したことを米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が伝えている。前メッツGMのジャレド・ポーター氏と現エンゼルス投手コーチのミッキー・キャラウェイ氏によるハラスメント疑惑が明らかになったことを受け動き出した。

 度重なる不祥事にMLB機構が動いた。今季からハラスメントを報告できる第3者による匿名ホットラインを提供し、スプリングトレーニング中に球団幹部向けの対ハラスメント、対差別トレーニングの受講を義務付けることになった。

 選手会も合意しておりMLBは以下の声明文を発表した。

「MLBは球界内およびその周辺で働く全ての人が、尊厳と尊敬とプロ意識を持って平等に歓迎され待遇されることを保証するよう尽力します。この目標を達成するために、MLBと各球団は人々が安全に感じ、また受け入れられていると感じられる環境を作る努力を続けます。そして、もしそのように感じられなかった場合に報復や排斥を恐れることなく、安心して声を上げられる環境を作る努力を続けます」

 問題行為が発覚すれば不正の深刻度により警告、職務停止、解雇、その他球団ないしコミッショナー権限で可能なあらゆる方法で対処されることが明記されたという。

 今回の改訂は主に球団幹部に向けられたもので選手たちは毎年、スプリングトレーニング中に40人ロースターに入っている選手全員が受講を義務づけられるセクシャルハラスメント、差別対策のセミナーを実施している。

(Full-Count編集部)

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