ダルビッシュ、野茂英雄氏フォークの習得にも意欲「もう1回教えてもらいたい」

オンライン会見に臨んだパドレス・ダルビッシュ有【写真:木崎英夫】
オンライン会見に臨んだパドレス・ダルビッシュ有【写真:木崎英夫】

メジャー4球団目、茶色と黄色の新ユニホームは「カッコいいなと思っています」

 パドレスのダルビッシュ有投手は18日(日本時間19日)、報道陣のオンライン取材に応じ、メジャー10年目への意気込みなどを語った。昨季は日本人初の最多勝を獲得。サイ・ヤング賞争いでも2位に入った。「60試合のシーズンで結果をそこだけで判断するのは難しい。自信は持ちますけど、毎年不安はあるので。体もオフを挟んで変わっていますし、技術もレベルも変わりますから。そこは考えずに、1試合1試合、目の前に集中していく形になるかなと思います」と語った。

 キャンプ2日目のこの日はブルペンで約30球を投げた。オフにカブスからトレード移籍し、パドレスはメジャー4球団目。「馴染む、馴染まないを考えてしまうと気を使ってしまう。最初から、ここに何年もいる気持ちでいるようにしています。もう馴染んでいます」。茶と黄のチームカラーのユニホームには「黄色を普段着ることがない。変な感じが若干しますけど、カッコいいなと思っています」と話した。

 チームは2018年サイ・ヤング賞のスネルら大型補強に動いた。「みんな投げている球が凄すぎて。置いていかれないように頑張らなきゃと思っています」。昨年ワールドシリーズ制覇したドジャースとの激しい地区優勝争いが予想されている。「とにかくみんなが怪我しないようにすれば結果は付いてくると思っている。まずは深いことを考えずに。みんなで集中してできればと思います」と語った。

 新たな変化球の習得にも意欲的だ。「いま新しく投げている小さめのスライダーだったり、縦に落ちるツーシームだったり。それを打者に試す、ライブBPで試すのが楽しみではあります」。球団には2016年からアドバイザーを務める野茂英雄氏がいる。「野茂さんは伝説的な投手なので。前もフォークを教えてもらったが、なかなか投げることが出来なかった。今の自分だったら投げられるかもしれない。もし会う機会があれば、もう1回教えてもらいたいなと思います」と前を向いていた。

(Full-Count編集部)

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