首脳陣はさぞ悩ましい? アピール続く若鷹サバイバルを生き残るのは…

ソフトバンク・上林誠知と三森大貴(左から)【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・上林誠知と三森大貴(左から)【写真:福谷佑介】

柳町、上林、三森、川瀬…紅白戦で結果を出して生き残りをかける若鷹たち

 20日に行われたソフトバンクのキャンプ3度目の紅白戦。6回表で打ち切りとなった一戦は、紅組、白組合わせて計16安打が飛び交い、11点が入る展開となった。時期的には打者が“目慣れ“しておらず投手有利と言われる2月の実戦だが、ここまでは野手の仕上がりの早さが目立つキャンプとなっている。

 この日に限ったことではない。前日の紅白戦でも両軍合わせて18安打9得点と野手陣が結果を残しており、15日に行われた初の紅白戦でも3本の本塁打が飛び出した。その中で際立っているのが開幕1軍入り、そしてスタメン奪取を目指す若鷹たちのアピールだ。

 15日の紅白戦では上林誠知外野手、リチャード内野手が本塁打を放ち、三森大貴内野手はランニング本塁打。19日には柳町達外野手、周東佑京内野手、佐藤直樹外野手が2安打ずつ。そして、20日は川瀬晃内野手と三森が2安打ずつ、上林が全3打席で出塁、釜元豪外野手や増田珠内野手にも安打が出た。

 いずれも定位置獲得を狙う、そして開幕1軍入りを狙う面々だ。上林や柳町、佐藤直、釜元は数少ない外野の枠を争い、リチャードは三塁と一塁、川瀬は遊撃と、松田や今宮、中村晃といった面々に挑戦状を叩きつける面々だ。周東でさえ、二塁を牧原大成内野手や明石健志内野手、川島慶三内野手らとポジションを争う立場で、そこに三森や増田も加わる。

 競争は激しいものの、残されている1軍枠は決して多くはない。現在はA組にいなくとも、柳田悠岐外野手やジュリスベル・グラシアル内野手、アルフレド・デスパイネ外野手、今宮健太内野手、そして高谷裕亮捕手らは1軍“当確“のメンバー。いまいるA組20人の中から8人前後はふるい落とされることになる。

 20日で紅白戦は終わり、いよいよ23日から対外試合がスタートする。首脳陣は3月14日のロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)までが競争のリミットとしている。予定されている対外試合は15試合。サバイバルレースを生き残るのは誰か。首脳陣にとっては、さぞ悩ましい時間となることだろう。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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