ジャイアンツ山口俊、NPB復帰を選ばなかった理由「このままでは悔いが残る」

会見に臨んだジャイアンツ・山口俊(画像はスクリーンショット)
会見に臨んだジャイアンツ・山口俊(画像はスクリーンショット)

ジャイアンツとマイナー契約「伝統のあるチームで、すごい僕自身ワクワクしています」

 ブルージェイズから自由契約となり、ジャイアンツとマイナー契約を結んだ山口俊投手は22日(日本時間23日)、報道陣のオンライン取材に対応。「伝統のあるチームで、すごい僕自身ワクワクしています。どのポジションと言われていない。どのポジションでもチームに貢献できるようにするだけ」と言葉に力を込めた。

 メジャー1年目の昨季は17試合登板で2勝4敗、防御率8.06と苦しみ、キャンプイン直前にブルージェイズのメジャー選手登録の40人枠から外れていた。NPB復帰の可能性もある中で米球界残留を決断。「昨年の成績、結果というところで納得できていない。このまま日本に戻ってもこの先に悔いが残るなというのがあった。今年に向けてトレーニングをしていく中で僕自身手応えがあった。今の状態でメジャーで通用するか確認したいというのが一番の理由です」ときっぱり言い切った。

 ジャイアンツとは20日(同21日)にマイナー契約を結び、招待選手としてスプリングトレーニングに参加。すでにチーム合流5日目だという。「今季は昨年の状況が見えた中で、どういうイメージでトレーニングしてキャンプに臨めばいいのか、明確に見えて臨めている。この状態の自分で、どこまでメジャーリーグに通用するのか見たい。自分に対する期待感は昨年に比べて遥かにありますね」と意気込みを語った。

 メジャー昇格となればマイナーからメジャー契約となる。開幕ロースターに入らなかった場合、マイナー契約をオプトアウト(契約破棄)することができる。「正直、先のことは考えてないですね。日々1日1日を大事にして、まずメジャーの40人枠を勝ち取ることを考えています。その先のことは考えていないです」と前を向いていた。

(Full-Count編集部)

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