オリオールズ主砲がステージ3の結腸がんから復帰 両軍ベンチが総立ちで拍手喝采

オリオールズのトレイ・マンシーニ【写真:Getty Images】
オリオールズのトレイ・マンシーニ【写真:Getty Images】

パイレーツとのオープン戦で「2番・一塁」で出場、第1打席で中前打を放つ

 昨年ステージ3の結腸がんの診断を受け闘病生活を過ごしたオリオールズの主砲トレイ・マンシーニ外野手が2月28日(日本時間3月1日)、パイレーツとのオープン戦で約1年ぶりの実戦復帰を果たした。初回の第1打席では相手ベンチもスタンディングオベーションで迎える感動的なシーンが起こった。

 マンシーニは2020年3月にステージ3の結腸がんと診断され悪性腫瘍を取り除く手術を受けた。その後は6か月に渡る化学療法を終え10月に練習を再開し、この日に「2番・一塁」で実戦復帰を果たした。

 初回の第1打席に入る際には自然と拍手が沸き起こり、球審も打席付近を慣らすなど時間を作ると両軍ベンチがスタンディングオベーションでマンシーニの復活を称えた。その後は中前打を放ち復帰戦を飾った。

 MLB公式もマンシーニの“復活劇”を伝え、試合後のコメントを紹介。スタンディングオベーションが起こった瞬間を振り返り「アメージングだったよ。正直なところ、もう少しで泣くところだった。それは私にとってかけがえのないものだった。それは本当に本当にクールな瞬間だった。私の野球人生の中で最もお気に入りの瞬間の1つだ」とコメントした。

【動画】ステージ3のがんから復帰したマンシーニ 球場全体が復活を称えた感動的なシーン

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY