鷹2年目の海野がOP戦チーム1号 松田から貰ったのはニセモノのHRボール…なぜ?

ソフトバンク・海野隆司【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・海野隆司【写真:福谷佑介】

プロ入り後、練習試合なども通じて対外試合で放った初の本塁打に

■ソフトバンク 14-2 中日(オープン戦・2日・PayPayドーム)

 ソフトバンクの海野隆司捕手が2日、PayPayドームで行われた中日とのオープン戦でチーム1号の本塁打を放った。2年目の海野にとっては練習試合なども含めて全対外試合を通じてプロ入り初アーチとなった。

 今季初のオープン戦でチーム1号を放ったのは、意外な打者だった。10点リードで迎えた8回。エラーで出塁した佐藤直を塁上に置き、打席に入った海野。中日の6番手・藤嶋が投じた真っ直ぐを捉えると、打球は本拠地の左翼スタンドへと飛び込んだ。オープン戦チーム1号となる2ランに「実感が湧かないですね。いったかな、と思いました」と笑顔を浮かべた。

 2019年のドラフト2位で入団した海野。昨季は1軍で5試合、2軍では43試合に出場したが、本塁打はなし。練習試合なども含めて本塁打はなく「率直に嬉しいのと、奇跡というか……。ホームランを打てる打者じゃないんで、そんな気持ちです」と振り返った。

 このホームランにベンチは大盛り上がり。レフトスタンドの一発に、ベンチの松田宣浩内野手から“記念のボール”を手渡された。「いい音だったなー」と振り返った工藤公康監督によれば、松田は「暫定球な。試合終わったら俺が取りに行ってやる」と話していたといい、実際のホームランボールではないよう。海野も「ヘルメットに入れてあります。実際のホームランボールかは分からないです。松田さんが『ハイ』ってくれたので……」と苦笑いだった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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