有原航平は3ラン被弾デビュー 37歳捕手はチェンジアップを称賛「格段に良かった」

Wソックス戦で先発したレンジャーズ・有原航平【写真:Getty Images】
Wソックス戦で先発したレンジャーズ・有原航平【写真:Getty Images】

有原はオープン戦初登板で計1回1/3で5安打3失点、捕手のブテラ「チェンジアップが良くなっていた」

■Wソックス 5-5 レンジャーズ(オープン戦・日本時間3日・グレンデール)

 日ハムからポスティングシステムを利用してレンジャーズへ移籍した有原航平投手は2日(日本時間3日)、アリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックスとのオープン戦(特別ルール)で先発登板。メジャー“初登板”は計1回1/3回を投げ、5安打3失点だった。最速は93マイル(約149.7キロ)。バッテリーを組んだドリュー・ブテラ捕手はチェンジアップを高く評価した。

 有原は初回1死一、二塁から若手有望株ボーンに左越え3ランを被弾。2回は3安打などで1死満塁のピンチを招き、モンカダを空振り三振に仕留めたところで打ち切りとなった。計1回1/3で41球を投げ、2奪三振2四死球、5安打3失点。結果はほろ苦いオープン戦デビューとなったが、37歳のベテラン捕手の見立ては違った。

「正直に言って彼は良かったと感じているよ。苦しんでいるという印象はなかった。惜しいコースの球がいくつかあったし、詰まったヒットもいくつかあった。良い球が来ていたし、チェンジアップはブルペンで投げていたときよりも格段に良かった」

「チェンジアップが良くなっていたと思う。まだボールの感触に慣れようとしているところだが、たくさん投げるほど、ボールの動きや感触を分かってくると思う。彼は(チェンジアップを)うまく試合に導入できていた。それ(チェンジアップ)で良い空振りを取れていた」

 ホワイトソックスは19年首位打者アンダーソン、昨季MVPのアブレイユが並ぶ強力打線だった。ブテラは初回1死一塁で対戦したアブレイユとの対戦について「うまく投げていたと思うよ。特にアブレイユに対しては。不運にもヒットになってしまったが、あれはMVPのアブレイユを称えるべきだ。彼(アリハラ)はうまくコントロールしていたし、うまく球種を織り交ぜていた。1つ違っていれば、結果も全く違っていたと思う。最初の登板としては良い球がいっていたと思う」と振り返った。

 ブテラ自身はマイナーの招待選手としてメジャーキャンプに参加している。「1年目で緊張している面もあると思う。新しい国に来る人はみんな経験することだろう。できる限り彼のことを助け、最高の登板を引き出すことが私たち(捕手)の仕事だと思う」。今後のバックアップを誓った。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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