CY賞スネルに背番号「4」を禅譲しなかった理由は 主力打者「“24”を背負って何度も…」

オープン戦に登板したパドレスのブレイク・スネル【写真:Getty Images】
オープン戦に登板したパドレスのブレイク・スネル【写真:Getty Images】

ブルワーズとのオープン戦で1回無安打無失点

■ブルワーズ 8-5 パドレス(オープン戦・日本時間4日・ピオリア)

 パドレスのブレイク・スネル投手が3日(日本時間4日)のオープン戦で今季初登板。アリゾナ州ピオリアの本拠地で、ブルワーズ相手に1回を無安打無失点、1三振だった。オフのトレードでレイズから移籍した18年のサイ・ヤング賞左腕は、勝負勘を取り戻す意識を高めるため、相手打者の情報は「あえてインプットしなかった」と言う。1死から四球を与えたものの、次打者を併殺に仕留め予定の1回を難なく3人で終了した。

 ダルビッシュとの先発2枚看板を形成するスネルの背番号は「24」。古巣で背負っていた愛着のある「4」番は、新天地ではウィル・マイヤーズ外野手が付けているが、実績のある選手が移籍してくる場合、敬意と期待を込めて希望の番号が禅譲されることが多い。昨季、ドジャースから前田がツインズに移籍する際には、ガーバー捕手から背番号「18」を譲り受けたことは記憶に新しいが、マイヤーズはその理由をこう説明している。

「“4”より“24”を背負えばもっとサイ・ヤング賞を獲るでしょうから。僕らはこの件について意見交換をしているけど、詳細は言いませんよ。彼には“24”を背負って、これから何度もサイ・ヤング賞を獲って欲しいんです」

 意味ありげに笑ったマイヤーズが真相を明かす時はくるのだろうか。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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