阪神ドラ1佐藤輝、初OP戦で2安打デビュー 初打席アーチが決勝弾となり鷹に勝利

1号ソロを放った阪神・佐藤輝明【写真:福谷佑介】
1号ソロを放った阪神・佐藤輝明【写真:福谷佑介】

初回2死から外角のボールを左翼ホームランテラス席へ運ぶ

■阪神 4-0 ソフトバンク(オープン戦・5日・PayPayドーム)

 阪神は5日、敵地PayPayドームで今季初となるオープン戦を戦い、4-0で勝利した。「3番・左翼」でスタメン出場したドラフト1位ルーキー佐藤輝明内野手が初打席で左翼スタンドへとソロ本塁打。先発の西勇輝投手、2番手の藤浪晋太郎投手ら投手陣が無失点で繋ぎ、佐藤輝の一発が決勝点となった。

 衝撃のオープン戦デビューとなった。初回、2死走者なしで打席に入った佐藤輝。1ストライクからの2球目、昨季パ・リーグで最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した石川柊太が投じた外角の真っ直ぐを捉えた。快音を残した打球は高々と舞い上がると、左翼ホームランテラス席へと消えていった。オープン戦初打席で昨季のパ・リーグ2冠投手から初本塁打となった。

 2回にはサンズが左翼スタンド上段まで運ぶ特大のソロ本塁打で続き、1点を追加。この2点を先発の西勇が2回無失点、2番手の藤浪が4回無失点と抑え、リリーフ陣もゼロ行進を続けた。1打席目に本塁打を放った佐藤輝は2打席目は二ゴロ、3打席目は投ゴロと2打席連続でバットを折られて凡退。4打席目に左前安打を放ち、プロ初のオープン戦は4打数2安打1本塁打だった。

 ソフトバンクは開幕投手に決まっている石川柊太投手が2本の本塁打を浴び、5回途中4安打2失点。開幕ローテ入りを争う大竹耕太郎投手が3番手で登板して4回を無失点に抑えてアピールに成功した。打線は阪神投手陣の前にわずか5安打に終わり、オープン戦3試合で初黒星を喫した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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