ダルビッシュ最大の武器は“予測不能さ” 地元紙が独特表現で称賛「偉大なる未知」
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魅力を分析「この男に関して予測できることは、予測できないということだ」
パドレスのダルビッシュ有投手は7日(日本時間8日)、アリゾナ州ピオリアで行われたロイヤルズとのオープン戦で新天地デビューを飾った。2回を投げて4奪三振1安打無失点と好投した姿に、地元紙「サンディエゴ・ユニオントリビューン」はその魅力を独特な視点で分析している。
なぜ攻略は難しいのか……。同紙は「ユウ・ダルビッシュと対戦することをこれほど難しくしているのは、11球種のずらっと並んだ武器ではない。96マイル(約154.5キロ)に達する速球ではない。打者のタイミングを惑わせる、長く、なかなか降りてこないレッグキックでもない」と指摘。昨季の最多勝右腕が持つ“最大の武器”をこう表現した。
「それは、次に何が来るのか予測できないこと、はっきり分からないことだ。これを『偉大なる未知、ユウ・ダルビッシュ』と呼ぼう」
この日の登板では7球種を投げたことに触れつつ、打者は次に何が来るか様々な選択肢から考えなければいけない点を指摘。「タイミングを合わせることは非常に、非常に難しい」とした上で、「唯一この男に関して予測できることは、予測できないということだ」とウイットに富んだ表現でまとめた。
(Full-Count編集部)
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