OP戦でも強い鷹 引き分け挟んで7連勝、打線低調も工藤監督は意に介さず

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

打線はひと桁安打続くも「開幕して揃ってどうなるのか、だと思います」

■ソフトバンク 2-1 広島(オープン戦・20日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは20日、本拠地PayPayドームで広島とオープン戦を戦い、2-1で競り勝った。3月6日の阪神戦で敗れて以降、2度の引き分けを挟んで7連勝。2年連続のパ・リーグ優勝、5年連続の日本一を目指す今季もオープン戦から勝負強さを発揮している。

 この日は初回に先発の高橋礼が広島打線に3連打を浴びて先制点を献上。ただ、サブマリン右腕が2回以降は得点を許さず、最少失点で4回まで投げた。打線は2回にグラシアルのオープン戦初安打となる左前安打で走者を出すと、中村晃の右前安打と松田の三ゴロの間に同点に追いついた。

 6回には急性腸炎から復帰した今宮が二塁打で出塁し、柳田の左前適時打で勝ち越し。柳田はこの日、オープン戦初のマルチ安打と状態を上げてきた。終盤は2イニングを無失点に抑えた高橋純から嘉弥真、杉山、岩嵜、森とつないで1点のリードを守り抜き、勝利を掴んだ。

 これで2度の引き分けを挟んで7連勝とし、オープン戦首位の座をキープ。投手陣はここ5試合でわずか4失点しか喫していないが、対照的に打線はここ5試合で3、6、4、7、5安打と低調な試合が続いている。

 ただ、打線について、工藤公康監督は「柳田、グラシアル、デスパイネ、あの辺が繋がってくれば得点は変わってくる。まだ(グラシアルとデスパイネが)2人一緒には出ていないし、開幕して揃ってどうなるのか、だと思います。オープン戦はなかなか対戦する投手でもないので。開幕して見ていきながらですね」と意に介していなかった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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