DeNA、“ハマっ子”38歳・木村洋太氏が新社長に就任「野球、横浜に恩返しを」

DeNAベイスターズの代表取締役社長に就任した木村洋太氏(左)と南場智子オーナー【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
DeNAベイスターズの代表取締役社長に就任した木村洋太氏(左)と南場智子オーナー【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

東大卒、12年にDeNAベイスターズ入社した叩き上げ「失敗を恐れずに前向きに」

 DeNAは23日、取締役会を開き、DeNAベイスターズ代表取締役社長に同副社長だった木村洋太氏が4月1日付で就任すると発表した。岡村信悟社長は退任し、DeNAの代表取締役兼執行役員最高経営責任者(CEO)に就任する。

 木村新社長は神奈川・横浜市出身の38歳。東大工学系研究科航空宇宙工学専攻修士課程を修了し、「Bain and Company 東京支社」から2012年にDeNAベイスターズに入社した。事業本部本部長、取締役副社長を歴任し、横浜スタジアムの観客動員増などに尽力してきた。

 木村社長は横浜市内の球団事務所で会見し、「生粋のハマっ子で横浜に育ててもらった思いがあります。野球、横浜に恩返しをさせてもらいたい。より輝ける球団、チームにしたい。横浜のファンの皆様、スポンサー、監督・コーチ、選手みんなが喜べる時代を作りたい。失敗を恐れずに前向きにやっていきたい」と決意を述べた。

 会見に同席した南場智子オーナーは「経営コンサルタントで活躍していたが、年俸を半分にしてベイスターズに飛び込んだ。バリバリの理系だが、チラシ配りからどんな仕事も経験した」と紹介された。木村社長は「開幕から若手に経験に積んでもらって、みんなで喜びたい」とチームの躍進を期待した。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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