「今すぐメジャーで先発を」 16イニング連続“ノーノー”剛腕大学生が「別次元」

米大学野球界の強豪・バンダービルト大【写真:Getty Images】
米大学野球界の強豪・バンダービルト大【写真:Getty Images】

バンダービルト大のジャック・ライターは2試合連続で無安打無失点

 全米注目の大学生右腕が、偉業達成から6日後にまた圧倒的な投球を見せた。バンダービルト大のジャック・ライター投手は26日(日本時間27日)、ミズーリ大戦で7回無安打無失点の快投。ノーヒットノーランを達成した20日(同21日)のサウスカロライナ大戦から2試合計16イニングで26三振を奪った。150キロ台後半の剛速球と打者も仰け反る切れ味鋭い変化球の組み合わせに「今すぐメジャーで先発できる」と絶賛が相次いでいる。

 前回の登板は9回を124球で投げきり、無安打無得点。全16三振を直球で奪った。今回は7回を投げ切った時点で101球に達し、被安打ゼロのまま降板。継投した投手2人も9回2死までノーヒットを続けたが、あと一歩のところで単打を許し、記録は途絶えた。しかし、ライター自身は13日(同14日)のオクラホマ州立大戦から16回2/3連続無安打無失点を継続している。

 ライターの快投を動画で紹介したのは、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球解析家のロブ・フリードマン氏。5回に奪った3つの三振の様子を自身のツイッターで公開すると、ファンからは「今すぐメジャーで先発できる」「本当にエグイ」「この子から目を離すな」「常軌を逸している」「この男は別次元だ」「アンタッチャブル」などと称賛のコメントが寄せられた。

 ライターは2000年4月生まれ。NPBでは巨人の戸郷翔征投手や中日の根尾昂内野手、ロッテの藤原恭大外野手らと同世代にあたる。MLB公式が発表したドラフト注目選手ランキングでは6位につけるなど、今年7月のドラフトで1巡目指名が確実視されている。今季はここまで6試合に先発し、6勝負けなし、防御率0.25、59奪三振と圧倒的な成績を残している。

【動画】手が付けられない…無安打無失点続けるライターの奪三振集

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