「自分たちの野球」「100か0か」 ついに決勝“東海大相模vs明豊”両監督の思惑

門馬監督「縦じまの誇りを胸に」、川崎監督「優勝が100、負けは0ぐらいの覚悟で」

 第93回選抜高校野球大会は4月1日に決勝戦が行われる。準決勝で天理(奈良)を下した東海大相模(神奈川)は10年ぶり、中京大中京(愛知)に競り勝った明豊(大分)は初の決勝進出となる。東海大相模・門馬敬治監督、明豊・川崎絢平監督の両指揮官が準決勝後に決勝戦に向けた意気込みを語った。

 東海大相模はエース左腕・石田隼都投手がここまで4試合に登板し26回を投げ無失点、43奪三振と絶好調。他の投手陣も序盤で力を発揮しており、大会終盤で打線も復調し投打ともに充実した試合内容をみせている。

 明豊は右の京本真、左の太田虎次朗、右サイドの財原光輝と個性豊かな3投手の継投で4試合で1点差が3試合と接戦をモノにしてきた。打線もチャンスをモノにする勝負強さがあり粘りの野球をみせたいところだ。

 相手ではなく自分たちの野球ができるか――。門馬監督は大会序盤から言い続けてきた言葉を決勝を前に改めて確認し「間違いなく、決勝戦は自分たちの野球だと思う。相手を感じることよりも自分たちを感じて野球ができるか。相手の情報は入れますが、まずは自分たちが地に足をつけて野球をやることだけしか考えていない」と言い切る。

「良さは伝統だと思う。縦じまのプライドに代表されるようにOB、先輩方が作り上げてきたことが脈々と繋がっている。そして相模が好きであるということ。ここはどの学校にも負けないと思っている。縦じまの誇りを胸に思う存分戦ってほしい」

 一方、チーム初の決勝戦に駒を進めた川崎監督は「少しでも怯むと力のある学校なので今の状況に満足すると一気に前半からやられてしまう。優勝が100、負けは0ぐらいの覚悟でいかないと勝負にならない」と語る。新チーム発足時には“史上最弱”だったナインは“史上最強”に向けチーム一丸となって頂点を狙う。

「色んな要素が絡まないと力だけでここまで来れない。運だったり勢いだったり周りの方々の応援だったり。色んな要素が絡まないと簡単なことでない、だからこそ最後勝って終わりたい」

 東海大相模は1番・門馬功から始まる強力打線で序盤から一気に勝負を決めたいところ。明豊は防御率0.00を誇る難攻不落のエース左腕・石田をどうやって打ち崩すかがポイントになりそうだ。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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