大谷翔平、激走スライディングで決勝生還 エ軍8年ぶりの開幕戦勝利に貢献

開幕戦に「2番・DH」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
開幕戦に「2番・DH」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

「2番・DH」で先発出場、4打数無安打も8回に勝ち越し生還した

■エンゼルス 4ー3 Wソックス(日本時間2日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、本拠地で行われたホワイトソックスとの開幕戦で「2番・指名打者」で先発出場したが、4打数無安打に終わった。チームは4-3で8回逆転勝ちし、開幕戦での連敗を「7」で止めた。

 昨季ノーヒットノーランを達成した右腕ジオリトに苦しめられた。初回1死は空振り三振、4回1死は三邪飛。6回先頭は打球速度107マイル(約172キロ)と捉えたものの、右直に打ち取られた。1点を追う8回無死一塁では変則左腕・バマーと対戦。二塁へのゴロに打ち取られたものの、野選でチャンスを広げてトラウトの同点打を演出した。

 見せ場は3-3で迎えた同1死満塁だった。プホルスの三ゴロで本塁へ激走。スライディングで勝ち越しのホームへ滑り込んだ。チームはその1点を守りきり白星発進。本拠地では2019年9月29日以来550日ぶりの有観客試合。コロナ禍でエンゼル・スタジアムは収容人数の33%(1万4867人)までに制限されているが、1万3207人の地元ファンを沸かせた。

 投手では開幕4戦目、4日(同5日)の本拠地ホワイトソックス戦での今季初登板初先発が決まっている。この日の試合前、マドン監督は開幕2戦目まで打者として起用する方針を明言し、初登板前日の3日(同4日)も打者として起用する可能性を示唆した。二刀流の完全復活がかかる今季へ、まずはチームの開幕戦勝利に貢献した。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY