大谷翔平、今季1号の裏に“一夜の修正力” 名物解説者が開幕戦との違いに着目

9回に1号2ランを放ったエンゼルス・大谷翔平(左)【写真:Getty Images】
9回に1号2ランを放ったエンゼルス・大谷翔平(左)【写真:Getty Images】

エンゼルスOBのグビザ氏も絶叫「なんてスイングだ、オオタニ!」

■Wソックス 12ー8 エンゼルス(日本時間3日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地で行われたホワイトソックス戦に「2番・指名打者」で先発出場。9回の第5打席で右中間へ今季初安打となる1号2ランを放った。開幕2戦目で飛び出したアーチに、エンゼルスOBで現地放送局「FOXスポーツ・ウエスト」の名物解説者マーク・グビザ氏は“修正力”に着目した。

 待望の一発が飛び出したのは、6点を追う9回2死一塁。右腕ヘンドリクスから右翼席へ飛距離421フィート(約128メートル)の2ラン放った。メジャー通算48本塁打で、城島健司氏に並び日本人歴代3位タイに。その瞬間、解説をしていたグビザ氏は「ショウヘイ! 右中間の遥か遠くへ! 修正をしてきた! なんてスイングだ、オオタニ!」と絶叫。さらに「動きが多いと言っていたが、この打席ではじっとしていた。つま先はそこにあって、後ろの足はまだ土を押していて、そしてボールを叩き込んだ! 彼はなんてストロングなんだ!」と解説した。

「バリー・スポーツ・ウエスト」が公開した動画では、グビザ氏があらためて大谷の本塁打を分析。「彼は1試合目から修正してきました。(開幕戦は)彼は足を大きく動かしていました」と説明。「リアム・ヘンドリックスは力強い速球を投げ込んできましたが、彼はじっとしていました。腰がしっかりと入っていました。そして遠く遠くにかっ飛ばしました」と述べた。

 さらに右中間への打球については「スプリングトレーニングでは全てセンター深くへ飛ばしていました。2つはバックスクリーンへ460フィート(約140メートル)以上飛ばし、3つはセンターから逆方向でした。今回は(今年)初めてのライト方向へのホームランでしたが、ちゃんと呼び込んでかなり強く右中間に打てていました」と解説。4打数無安打に終わった開幕戦から一夜にして修正した大谷に、目を細めていた。

(Full-Count編集部)

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