楽天、4カード連続勝ち越しで首位浮上 石井監督「まだ浦安から習志野くらい」

楽天・石井一久監督【写真:荒川祐史】
楽天・石井一久監督【写真:荒川祐史】

3号含む3打点の辰己に指揮官「少し長打を打ちすぎ」と珍注文

■楽天 6ー3 西武(7日・メットライフ)

 楽天は7日、西武2回戦(メットライフ)に6-3で勝利。今季成績を8勝3敗とし、西武を抜いて単独首位に浮上した。

 今季就任した石井一久GM兼監督は「船で言えば(シーズンは)浦安から習志野くらいまでしか行ってませんから。幕張は越えたかもしれないけど」と、ジョーク交じりに語った。そして「選手がしっかり先取点を取り、得点を重ねてくれているので、試合運びがスムーズに行っている」と手応えを口にした。

 首位・西武とのゲーム差「0」で迎えたこの日の直接対決。楽天は1回に浅村の適時打で先制。3回に辰己の3号ソロ、5回には横尾の適時二塁打、1点差に迫られて迎えた7回には辰己の2点三塁打、8回には島内に2号ソロが飛び出した。3打点の辰己について指揮官は「しっかり先頭打者の役割を果たしている。もともと長打も打てるバッターだが、少し長打を打ちすぎ。コンパクトに、謙虚にやっていってほしい」と珍しい注文をつけた。

 投げては先発の則本昂が7回を7安打2失点にまとめて今季2勝目。「しっかり、自分のカウントに持ってきて勝負できている。出力を出すべきところで出せている。すごく安定している」と評価した。

 8年ぶりに復帰した田中将大投手は右ヒラメ筋を損傷して開幕直前に離脱。今季の目玉を欠いた状態でも、開幕から4カード連続で勝ち越し。石井・楽天の強さは本物のようだ。

(Full-Count編集部)

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